NHKの番組「クジラと生きる」を観ました。
前、友達もブログに書いてたけど、捕鯨のことについて。
(捕鯨と言ったら鯨だけだと思われているけど、鯨の仲間とされているイルカも含まれる)
和歌山県太地町で400年も前から捕鯨をしている人々がいる。
大昔前からそこの人たちの生活を支えてきた歴史ある仕事だ。
日本人は昔から鯨を食べている。日本の食文化だと思う。今じゃ少ないけど。
物資のない頃から骨以外は全部使ってたらしい。
肉はもちろん、ヒゲは釣り糸に、脂は石鹸に。
俺も鯨は食べたことないけど、イルカはある。なんか黒くてブヨブヨしてた。
そこにアメリカの反捕鯨団体のシー・シェパードがやってきて、
捕鯨を辞めろと邪魔をしてくる。
国の文化を変えろと。多くの国を植民地化してきたように。
まるで自分たちが一番正しいのだと言うように。それを押し付けるかのように。宗教っぽい。
「イルカは知能が高いから」「かわいそうだから」って。
じゃあ他の動物は?知能が低いから殺していいの?
オーストラリアの人もいるらしいんだけど、だったらカンガルーやディンゴは?
アメリカも養鶏所で雄のひよこが生まれたら生きたままシュレッダーにかけるって聞いた。
「かわいそうっていうだけで文句を言うのは“生きる”という意味を知らないことだ」
って「美味しんぼ」の人も言ってたよ。
人間は生きるために他の生き物を殺さないといけないんだから。
もし漁師さんたちが捕鯨を辞めたら彼らの生活はどうなるんだろう?
シー・シェパードはそういうことも考えているのだろうか?
その団体は捕獲したイルカを殺すシーンを盗撮して、世界に流す。
そうしたら世界中から組合に抗議が殺到する。残虐な殺し方だと言う。
そんなの当たり前だよね。どんな人でも殺生するシーンを見て喜ぶことなんてない。
牛だって殺されるとこを見たら気持ちよく食べれるはずがない。
そこをわざわざ隠して作業しているのに、盗撮する。
昔は隠してなんかなかったはず。誰もそんな入り江まで来ないから。
それなのに隠していることを「自分の職業が恥ずかしいから隠すんだろ」とか
「本当は誇りなんて思ってないんだろ」とか、最悪なヤツは「死ね」とか罵声をあびせる。
顔の前にカメラを持ってくる。車の前に立って仕事場に行かせないようにする。
お金あげるから獲るのを辞めてくれとお札をなびかせてくる。
そんなことされたら誰だってイライラする。そこをまたカメラで撮る。
俺だったらぶん殴ってるかもしれない。それを漁師の人たちは耐えている。
怒って反論したら相手の思うツボだからと。
これは別の話だけど、
シー・シェパードの抗議船が調査捕鯨を行っていた日本の捕鯨船に体当たりしたり、
酪酸瓶を投げつけ、ワイヤーをスクリューに絡ませようとしたり、
多くの考えられない妨害活動を行っている。それっていいの?
彼らはなぜそんなにも反対しているのか?鯨・イルカだから?
鯨も乱獲とかしてるわけじゃないし、
捕っていい種類と数も決まっているから絶滅はしないのに。
映画「THE COVE」もそういうところだけを撮ってある。日本では上映されなかったらしい。
監督は日本の映画会社が上映させてくれなかったとか言ってたけど。
まぁあっちの目線だけで撮ってるから、日本人が観たら嫌な印象を持つかもだしね。
ボクは漁師さんたちは間違ってないと思う。
それは日本人だからかもしれないし、
ただ反捕鯨団体のやり方が気にくわないだけかもしれない。
この日記に書いたのは個人的な意見で、とらえ方はもちろん人によって違うと思ういます。
双方の考えや事実をもっと知った上で書くべきだとは思いますが、
番組を観てすぐにでも書きたくなってしまったのでここに記しました。
今回はマジメで長くてすいません。最後に一言。
くじらは好きです。芸人の。イルカも好きです。「なごり雪」とか。
反反捕鯨団体会長